ユニコーン時代からレコーディングでお世話になっていたエンジニアの宮島哲博(独身)さんがHit&Runの所属になりました。奥田君やPuffyを初め、GRAPEVINEなど数多くのレコーディングに携わっている宮島さんに音に関する質問をお待ちしています。
「デモテープを録りたいのだがコツは?」「○○のあの曲はどうやって録音したの?」「家のオーディオの音を何とかしたい!」など、簡単な問題からマニアックな問題まで何でもOK!これは教えてあげなくてはっ!というものをお答えしていただきます。質問の内容、お名前を入れたメールをこちらまでお送り下さい。同時に宮ちゃんの合コン相手も募集します。簡単なプロフィールと写真を送って下さい。(メールで!)
※宮ちゃんの写真が見たい方は「デジカメ隊が行く!」のPuffy香港ライブの中にありますので
そちら
をどうぞ
chie-mさん
民生くんが使っている「オクダプロ」と市販の「素人」は、
材質的にも同じ様に見えるのですが何か違うのでしょうか?
奥田ピックは、いままでいろいろとモデルチェンジをしてますが、今は
・エレクトリック1
・エレクトリック2
・オクダプロ(今のメイン)
・アコースティック(じつはこれも二種類ある)
などお、ライブやレコーディングなどで使い分けています。
ピック選びについては、まず投げ心地。
いかに気持ちよくライブを行うか!ここに飛びのポイントが大きく影響するのれす。
より遠くへ、まっすぐ飛ぶのがポイントです。
サンプルのピックが来た時点でよく飛ぶかどうかチェックします。
まぁゴルフボール選びと、同じですね。
次に、宮ちゃんがピックに火を付けて、燃え具合をチェック。
この時に燃え方がよくないと宮ちゃんからNGが出ます。
知らない人も多いと思いますが、ピックはとても良く燃える素材で出来ています。
そこで、火が好きな宮ちゃんがチェックをするのれした。
ピックの種類についてですが、黒いピックのエレクトリック1、2は素材、形、大きさは、どれも同じですが、堅さが1はヘビィー、2はミディアムれす。
白っぽいピックのアコースティックは、エレクトリックと素材わ同じれすが、大きさがちょぉと大きくなってます。
れも、これらの素材は燃費が悪く(弾いていると)すぐに擦り減ってしまいます。
そこれモデルチェンジをしてオクダプロへ。まず形の変更は今までの「おにぎり型」から先を「ティアドロップ型」に近づけています。
本人は、実際ティアドロップ型ピックを使った音の方が好きなのれすが、ピックが小さくて弾いてるうちに回転してしまうのれ大きめのおにぎりピックにしています。素材わ、今まれより燃費の良さそうな物を選んれいます。
それでは質問についてれすが、オクダプロと素人の違いですがまったく同じ物れす。
ひらめさん
はじめまして。民生さんのファンなのですが、民生さんのアルバムなどを聴いていても、息を吸う音は聞こえません。でも、その他いろんな人の曲を聴いていると、耳障りな程に息つぎの音が聞こえる事があります。
民生さんは、そういう所まで気を付けて歌入れなさっているんですか?(もしそうなら、なんかうれしい)ずっと気になっていました。
よろしければ教えていただきたいのですが・・・。
お願いします。
息つぎ(ブレスとも呼ばれます)の事ですね。
一息で歌えるには限界が必ずあって、息つぎをしなければ次が歌えなくなってしまいます。そこで息つぎをすると「ハー」や「フー」等の声では無いけれど音がしてしまいますね。経験から言うと息つぎの大きさには個人差が有り、その大小の
問題だと思います。奥田くんはそれが小さいという事でしょう。
でも耳障りに感じますか?僕はかっこいいって思うアーティストもたくさんいますよ。
山本哲也さん
はじめまして。いつも見させてもらってます。物凄く参考にさせてもらってます。
それでお尋ねしたいことがあるんですが・・
質問1
プロのミュ-ジシャンのデモ<特に民生さん、スピッツ>というのはどの程度できているのでしょうか?
やっぱりちゃんと打こんで完成されているのでしょうか?
質問2
プロを目指すバンドからデモが送られてきた場合、どの辺を聴く<評価>してくれるのでしょうか?
と、いうのも僕はバンドをやっていてオリジナルをレコード会社に送ったばかりで、曲には自信があるのですが、録音には全く自信がありません。
MDのMTRでドラムはリズムマシーンで打ち込み、あとの楽器<ギタ-、ベ-ス、キ-ボ-ド>はコンプをかけてラインで録音し、ヴォ-カル、アコギをマイクでいれて編集しましたが、やはり4trということや予算の問題もあり、なかなか満足できません。
良い曲であれば少々録音状態がチープでも評価してくれるのでしょうか?
それとも、ただの甘えでしょうか?
教えてください。
まずは質問1の答えです。
奥田くんの場合は個人のアーティスト(現在のメンバーはBANDと言っても過言ではないですが)なので曲が出来てデモを作る時に自分のイメージを明確に伝えられた方が良い訳でデモテープもかなり完成された物が多いです。極端な話しパッと聴いてデモなのか本番でRECされたのか判断がつかない時も有るくらいです。
SPITZは印象に残ってないですね~、記憶に無いです。
質問2
これは僕の予想でしかないですが、バンドと言う事であればまず全体の雰囲気を重視するでしょう。次にVOCAL、これもウマイ・ヘタとかでなく声の質感や歌い方。それからアレンジの状態、そしてそれぞれの楽器の演奏を聴くでしょう。
だからバンドとしてテープを送るのであれば打ち込みよりもリハーサル・スタジオでMIC2本だけでもいいので録った物の方がいいのでは?
それにレコーディングエンジニアのオーディションをやってる訳では無いので、録音テクニックなんかどうでもいいのではないでしょうか?録音状態がたとえ悪くてもいい演奏が録れてさえいれば良いと思います。
ジョンさん
いつも楽しく拝見しております。
音のスペシャリスト、宮島さんに質問なんですが・・・。
CDの音が割れるんです。それが、ピークレベルを超えた時の様な感じで。CDの表面が汚れているのかと思ってきれいにしてみても、プレイヤーのレンズを掃除してみても、やっぱり割れるんです。今使ってるのは、いわゆる「CDウォークマン」というやつなんですが、本体の調子が悪いのでしょうか?
それとも僕の耳がおかしいのでしょうか?
CD自体のプレスが悪い・・・というのは、あまり考えられないのですが・・・。
つまらない質問ですみませんが、解決方法等ありましたら、是非教えてください。
毎回いろいろな質問がきますが、もう少し具体的に詳しく表現してもらえないかといつも思います。
そこで「ジョンさん」の質問を例に『良い質問』の送り方を述べてみます。
この質問でもっと知りたい情報はというと、
1.まずいつ頃購入したCDプレーヤーなのでしょう?
2.購入した時からそうなのでしょうか、それとも次第に症状が出て来たのですか?
3.ヘッドフォンで聴いてますか?LINE OUTから他のスピーカー等で鳴らしたことがありますか?
4.VOLUMEはどの位置で聴いてますか?
5.同じCDの同じ曲の同じ場所で毎回割れますか?
6.もしそうだとすれば他のプレーヤーでそのCDを聴きましたか?
ETC...
そういう事を踏まえて質問してみると、たとえば
CDの音が割れるんです。それが、奥田民生の「MATATABI」9曲目の『手紙』の3分40秒あたりで毎回その症状が出ます。
今使ってるのは、およそ3年前に購入したいわゆる「CDウォークマン」と呼ばれているもので、購入当初そういうことはありませんでした。いつもは付属のヘッドフォンで聴いてますが他のヘッドフォンやLINE OUTから他のスピーカー等を鳴らして聴いた事は無く、VOLUMEをいじってどの音量にしても変わりはありません。
CDの表面が汚れているのかと思ってきれいにしてみても、プレイヤーのレンズを掃除してみても、やっぱり割れます。
CD自体のプレスが悪いのかと思い同じCDを友達のプレーヤーで聴いたところそんな症状は出ませんでした。
本体の調子が悪いのでしょうか?
それとも僕の耳がおかしいのでしょうか?
つまらない質問ですみませんが、解決方法等ありましたら、是非教えてください。
あくまでも例題ですがここまで書いてもらえると非常に答えやすくなります。
もし「ジョン」さんこれを御覧になっていたら、もう一度質問を送ってもらえないでしょうか?
ダメ?
うおいっすさん
こんにちは始めまして。さっそくですが質問です。
こんな質問答えてくれるのでしょうか・・。
ライブの時の音って実際その場に居るとザーザーガーガー聞こえるんですが、
よくCDに収録されているライブの音源ってそんなことないですよね?どうしてですか??
会場の違いなのかな、と思っていたのですが、民生さんのシングル“恋のかけら”のC/Wになっている“ロボッチ”のライブバージョン(in沖縄コンベンション劇場)を聴いて、実際その場に居合わせたもので、そうではないことを知りました。
そのときから、不思議だとずっと思ってました。
教えていただけると非常に嬉しいです。謎です。
まず、「ライブの時の音がザーザーガーガー聞こえる」と言うのはどういう感じなのでしょうか?僕はそういう気持ちになった事がないので何とも言えないのですが。
LIVEの時というのは、各楽器や歌用に立っているマイクで音を拾いPA(ステージの両脇にある巨大なスピーカー見た事有ります?)から出しているので、実際LIVEを見に行くとそこから出ている増幅された音だけを耳で聴いているのです。
そこでCDやVIDEOになっている音はどうなっているかというと、各楽器(ドラム・ベース・ギター・キーボードetc)及びボーカル・コーラス用等のマイクと臨場感を出すために客席に立てられたマイクをミックスして作られているのです。
だから細かいニュアンスもちゃんと聴こえるしLIVEの雰囲気もちゃんと有る。
LIVEの時もそんなに変な感じで聴こえないの思うよ。もっとたくさん観に行ってくださいね。
斉藤寛之さん
すいません質問があるんですけど、「8いち」を、S-VHSのビデオテープで録画したのですが、録画したビデオデッキで見るとなんとも無いのですが、他のビデオデッキで見ると、画像が悪くなってしまいます。
S-VHSにはS-VHS専用のビデオデッキが必要なのでしょうか?
ちなみにダイジェストはVHSのテープで録画をして、なんともありませんでした。教えて下さい。よろしくお願いします。
あとS-VHS、VHSの違いを知りたいのですが?
今回はVIDEOにスーパー詳しい、鈴木銀二郎さんにお答えしてもらいました。
お答えします。
まずS-VHSとはなんぞや?という話ですが、VHSよりスーパーきれいに録れるVHS用ビデオデッキなのでS-VHSです。(多分)
きれいに録れるという事は当然普通のVHSのビデオデッキよりも映像情報が多い訳で、テープ自体もS-VHS専用テープを使わなくてはいけません。
普通のVHSのテープも使えますが、その時はスーパーきれいな部分の情報がテープに記録されないのでいわゆるVHSの画質です。
つまり、S-VHSは普通のVHSの映像情報にスーパーきれいなS-VHS分の映像情報をプラスしてよりきれいに見せているのです。
なので、S-VHSで録画したテープをVHSで見ようとすると機種にもよると思いますが、画像は乱れ、満足に見れる状態ではありません。これはVHSのデッキがS-VHSの画像情報を認識出来ないからです。
最近発売されているビデオデッキの中には「S-VHS簡易再生機能付き」という機能が付いてS-VHSのテープからスーパーきれいな情報だけを無視して普通のVHSの情報だけを拾って画面に映してくれる物もあります。
多分斉藤さんはS-VHSで録画して、別のVHSのデッキで見た時に画像が乱れているという事だと思うのですが、原因はVHSにS-VHSの簡易再生機能がついていない機種だっかたらだと思います。
ますDEATHさん
この前友達と『8いちだよ。全員集合』のビデオを見ていたんですが、どーしても気になったんで教えてください。宮島さん。
パフィーが歌ってる時に耳に黒いイヤホンみたいのをはめて歌ってますよね。
でも民生さんとかは同じあの会場でもはめてなかったですよね。
それは自分の声を良く聞けるようにとかなんですか?それとも民生さんはベテランだからですか?!
友達と悩んでしまいました。教えてくださーい。
通常のLIVEではそれぞれのミュージシャンの前や横に「ころがし」と呼ばれるモニタースピーカーが置かれ各自それを聞きながら演奏をします。良くステージのそでで機械を操作しているのがモニターエンジニアと言い、各ミュージシャンが最も演奏し易いように音のバランスを取ってモニタースピーカーに音を送っています。
しかしステージ上では直接生音(ドラムやギターアンプからの音)も鳴り響いていているし、動き回る人は常にベストなバランスで音をモニターしているとは限りません。
レコーディングでは普通ヘッドフォンを使いクリアなモニターをしていますよね。
そこで開発されたのが例の「黒いイヤホン」! 一般的には「イヤモニ」と呼ばれているものなんです。
これの利点は、音がクリアに聞こえ他の直接音にあまり影響されない事、どこにいても安定したモニタリングが出来る事等ですが、反面クリア過ぎてライブ感に欠けるといったマイナス面もあるみたいです。
だから好き嫌いの問題だけなのでしょう。海外のアーティストにはとてもポピュラーで、多くの人が好んで使用しているみたいです。日本でも次第に普及してくると思われます。
平松 寛子さん
初めまして。
宮島さんに伝授していただきたいことがあります。
それは、CDの盤面についてなんですが・・・。
CDって、表の(タイトル等が書いてある面)と、裏の何も書いていない面がありますよね?
たしか構造は、電気信号を音に変えて云々だったと思うのですが、いったいどちらの面に、その記録がされているのですか?
この前、タイトル面がはがれてしまったCDがあったのですが、再生してみたら音飛びしたんです。
裏面に傷があっても、音飛びしますよね?
普段、何気に聞いているCDとは、いったいどのような仕組みになっているのですか?
難解な質問が多い中、こんなくだらない質問をしてすいませんが、気が向いたら教えて下さい。
これからも、ステキな音、お願いします!!
はい、お答えいたします。
CDは裏面の何もPRINTされてない鏡の様になっている方に、光(レーザー光線の様な物と考えてくださいね)を当てて、その反射の具合によって音を読み取ります。
だからたとえば表面にマジックとかで何か書いても基本的には影響は無いはずです。
平松さんのこの「タイトル面がはがれてしまったCDがあったのですが・・・・」というのはどうなんでしょう? たとえば激しく損傷があってそれがCDの中のDATAの部分まで達してしまい音飛びしてしまった等の理由が考えられるのでは・・・・。
アナログレコードでは外周から内側に向かって音が録音されていますが、CDの場合は逆で内側から外周に向け音が入ってます。
CDの裏面を良く見ると途中に筋が入っていたり、色が変わっていたりするのが分かります。だからCDをかけなくても大体の収録時間やシークレットトラックの有無なんてのも分かったりします。
うろたんし うといさん
ライブの時、メンバーの立ち位置は(客席から見て)左からベース、ボーカル、ギターとなっていますよね。ストーンズなどのベースが正式にはいないバンドを除き、大体私が見たライブではそうでした。別にギターが左でもいいじゃないか、たまには民生が端っこでもいいじゃないか、と思いますが、この立ち位置にはなにか意味があるのでしょうか??
今回も原田さんにご協力頂きました。
立ち位置の件ですが、ヴォーカリストがセンターというのはやっぱり他のメンバーとアイコンタクトしやすいというのが一番の理由です。いろんなキメやエンディングの締めなどヴォーカリスト中心になることが多いので、ヴォーカリストを囲んで馬蹄形になるのがベストであると僕は思います。
また、ライブの場合客席からセンターが一番見やすいということもありメインヴォーカリストがセンターに立つってのもあるでしょう。
ベース、キーボードが上手(客席から見て右側)か下手(左側)かはそのプレイヤーが普段どっちがやりやすいかっていう非常に単純な理由で決められることがほとんどで、あとは客席センターから見てバランス(シンメトリーになるかどうか)とれているかで決めたりもします。
ねこのジュリアンさん
宮ちゃんに質問します。民生のアナログ、何枚か発売されていますが、回転が33 1/3のものはプレーヤーで33回転を選んで聴きますよね?そうすると、やっぱりちょっとスローで、民生の声が変です。
45回転のものも、ほんの少しスローな気がします。他のアーティストのアナログはCDと変わらない感じです。わざとスローにしているのですか?教えてください。
次回のニューアルバムもアナログを出されるのでしょうか?45回転のアナログっていう訳にはいきませんか?
まず、わざとスローにするなんて事は考えられませんね。
気のせいかあるいはアナログ・プレーヤーの回転が正確では無いのだと思われます。
しかし他のレコードでは問題ないというのであれば原因が分かりません。
奥田くんは次回もアナログ・レコードは出すのではないかと思われます。(決してオフィシャルの発言ではないですよ)
しかし33回転では片面MAX25分位は収録できるのですが45回転だと15分くらいが限界なのでアルバムを45回転というのは考えられないでしょう。
サヤさん
はじめまして。17歳の高校生の、サヤです。ひとつお聞きしたいことがあります。
私は、ライブに行くことが好きで、よく行くのですが、アーティストのかたは、ライブ中ずっと耳に何かつけていますよね。
それは、広いホールなどて゛は、反響があり、テンポに、あわせずらく、自分の声も聞こえにくくなってしまうからだ。と聞いたことがあります。
しかし、それをつけていて、私たちの声援や、会場の声は、アーティスト本人には、聞こえているのでしょうか。
MCを聞く限りでは、聞こえているんだろうなとは、思いますが...
ぜひそれについて(それはなんなのか、声は聞こえているのか)教えてください。
少し前の質問で「パフィーの耳の黒いのはいったい???」と言うのが有りますが、そこに詳しく書いてあるので読んでみてくださいね。
オーディエンスの声は本人に聞こえてるもようです。
仲田さん
宮島さんに質問です。
奥田民生さんとPuffyにファンレターを
おくりたいんですけど、宛先がわからなくて四苦八苦しています。
どこに送ればいいのでしょうか? 宛先を教えて下さい。
さようなら
現在は
〒107‐0052
東京都港区赤坂 4 - 9 - 17 赤坂第1ビル7階
(株)ソニー・ミュージックアーティスツ HIT&RUN ○○○宛(←アーティスト名)
です。
さようなら。
makikoさん
井上陽水奥田民生の「月ひとしずく」のクレジット見てたんですが、
ドラムが、しーたかさんと民生さんの両方にあるんです。
これって、二人でドラムやってるってことなんでしょうか!?
素人だもんで、「そーいわれてみればダブルドラムにも聞こえる・・」
とか思っちゃったりしたりして・・。
でも、そうじゃない場合、あのクレジットは何なのでしょうか。
ギターはたくさんでやってるんですよね。
そもそも、この曲ってどんな雰囲気でレコーディングされたんですか?
トータスさんはちょんまげで?本当にあんな大人数で??
宮ちゃん、教えて!!
そうで~す!ダブルドラムで~す。あれ~?聴こえなかったの~?
ダブルドラムと言うのはその名のごとく、二人でドラムを叩くの事です。
「ハラダ記念日」や、古いとこでは「ヒゲとボイン」なんかもそうですよ。
LRに若干振っていて良く聴くとわかると思います。同じ様な事を演っているのだけど完全には合わないから「ドシャバシャ」な感じになっていると思います。
何故こんな事をするのかは、まさに「ドシャバシャ」感を出すためなのですが・・・・・・・。
この曲は当日、たまたまウルフルズが同じスタジオでRECをやってて
何か一緒に出来ないかという話になり、ギターで参加してもらいました。
ヤマケンも弾いているが。
トータスさん、プライベートではいつもちょんまげだったような。
やまぱんださん
こんにちは。宮ちゃんに質問です。
私は民生さんのファンですが民生さん以外にもたくさんライブに行かせてもらっています。
そこでいつも気になるのがギターのコードの事なんです。
民生さんはギターのコードを直接アンプにつないで演奏してますが
他のアーティストはだいたいコードレスで演奏しているんです。
これには何か理由かこだわりみたいなのがあるのでしょうか?
ライブ中コードがある事により行動範囲が狭められているように感じるんですが・・・。
ファンとしてはできれば民生さんにギターを弾きながらステージの端から端まで
来てもらいたいので、是非理由を教えてください。
よろしくお願いします。
コードレス(ワイヤレス)にすると、ちょっとだけ音が軽くなる。
ちなみに長ーいシールド(コード)も。 奥田民生
*音にこだわる奥田さんの心意気が伝わる良いお話でしたね。 ミヤジマ
TOMOKO MIYASHITAさん
ピントはずれな質問かもしれませんが、
MDはCDの音から人間の耳に聞こえない周波数をCUTしたものと聞きましたが
その場合、音楽が人間にいいアルファー波を出させる作用とかに、影響はないのでしょうか?
MDというのはデジタル化するときにATRAC(Adaptive Transform Acoustic Coding)
というのをやっていて、CDでは16BITのデータを4BITまで圧縮して記録しているのですが、
その際に人間には聞えづらくあまり重要ではないとされているDATAをCUTしています。
しかしアルファー波が何なのか知らない僕には、その影響はわかりません。
小浜 寿美子さん
宮島さま
とても、素朴な質問なのですが、
色々なCDを聞いていると、どれも音量のレベルがバラバラです。
MDに複数ミュージシャンの曲を録音すると、
聴く時に曲が変わる都度、音量を調整しなければなりません。
オートチェンジャーでCDをランダムにかけているときも同様です。
録音レベルの違いは何か意図あってのものなのでしょうか?
それとも、技術や方法に関係しているのでしょうか。
なんか、どーんとデカイ音が出てくる方がインパクト強く感じて有利にも思うのですが。
確かにそのとおりですね。
通常レコーディングでは「MIXDOWN」と言う僕の様なRecording Engineerが行う最終の作業の後に、曲順通りに並べそれぞれ曲の持ってる一番輝いている部分を引き出す(化粧着けとでも言いましょうか)工程、「MASTERING」と言う作業を行います。
実はこの「MASTERING」の作業でCDになった時のレベルが決まります。これにはMastering Engineerと呼ばれるエンジニアがあたりますが、その人の技術や使用している機材でレベルの大小・音の質感も変わってきます。
特にここ数年、CDのレベルはできるだけ大きい方が良いという製作者が多くなっているため、数年前では考えられないくらい大きな音で収録されているCDもあります。
しかし、ただ大きければ良いとは限らずそれなりに失うものもあるのです。
たとえば歪みが多くなったり、音のダイナミクス(抑揚)が感じられなくなったりと、いくつかの点が有ります。
CDのクレジットには必ずMastering Engineerの名前が記されていると思うのでチェックしてみるのもおもしろいですよ。
すぎしんさん
はじめまして、すぎしんといいます。
早速質問ですが、よく音楽雑誌を読むと「今回の曲はニューヨークでレコーディングした」とか書いてありますが、海外でレコーディングすると何か音が変わったりする のですか?日本でやればいいのにとか思っちゃいます。
うむ、良い質問ですね。
いくつか要因があるので記述していきましょう。
1.生活環境が変わるということ。日本でのRecordingはそのほとんどが都内での作業となり、
自宅から通う事となりますが、いつもとは違った生活になり新鮮な気持ちで仕事ができます。
2.STUDIOのサウンド・アコースティック(響きとでも言いましょうか)が決定的に違い
それを売りにしているSTUDIOがたくさんあること。
日本のSTUDIOはハードの機材(コンソールやテープレコーダー等)的には劣ってるどころか、
逆に最新の機器が揃っているのですが、肝心なSTUDIOの鳴りや居住性は追い付いてないようです。
3.世界的なプロデューサーと仕事ができるかも(?)。
4.素晴らしいエンジニアが数多くいるということ。僕が言うのも変ですが、
STUDIOと同じでまだまだ追い付いていません。
5.バンドではあまり無いですがソロ・アーティストの場合、
演奏を海外のミュージシャンに演ってもらえること。
6.特にロサンゼルス等は空気も乾燥していて楽器にはとても良く、
鳴りも日本とは全然違いますね。
こんな感じでしょうか?
安藤正人さん
こんにちは。
以前、トータル・コンプレッサーについての質問がありましたが、
ギター用のコンプレッサーは奥田サウンドではどんなふうに使われているのでしょうか?
雑誌のライブレポートでもチューブ・コンプレッサーが載っていたと思うんですが。
いまいちコンプレッサーの活かし方がよく分からないので、ぜひ教えて下さい。
この「ギター用のコンプレッサー」とは、
Recordingでギターに使っているコンプレッサーのことなの?
コンプレッサーと言うのは、設定された値を入力がオーバーした時に電気的に圧縮し、
レベルを下げて一定の音量にするエフェクターの事ですが、
これほど曖昧で説明しにくいものは他に無いくらいムツカシイ機材ですね。
僕もまだ完全には把握してないし、これはもう使い倒して感覚で感じるしかないと思います。
ヒントは軽く使うのではなく思いきった使い方をしてみましょう。
そしたら何か掴めるかも知れません。
ちなみにギター用に良く使うコンプレッサーは
Urei-1176、Urei-1178、dbx-160、BEHRINGER-MDX2100、FAIRCHILD-670
あたりです。
マサさん
どうも、初めまして。マサといいます。
こちらこそ、初めまして。ミヤジマと申します。
シンガーソングライターを目指している者です。
デモテープを作ろうとして、歌をとる為に練習用のスタジオに行くんですが、
納得がいく様にとれません。
VOCALだけを録りに練習スタジオに行くのですか?
いかにも「マイクを通した声」になってしまいます。
よく「素の声」とか「声質」等々言いますが、うまく伝わるのか心配です。
難しい問題だね、これは。
友達に聞き比べてもらっても、生の声の方がいいと言われるので、この「声」をとりたいです。
「きれいにとれてる=うまい」ではないのは、解っているのですが、よろしくお願いします。
たとえプロの現場でも生の声や生の楽器の音には太刀打出来ないと思います。
それはMICを通すことによって100%の物が必ず全部発揮出来ないからです。
だけどその中でベストな録音をするのがRECのテクニックだと思うのですが、
いくつか挙げてみましょう。
1.まず歌い手が良い環境で他の事を気にせず、その力を全て出せる環境を作るということ。
集中出来るとでも言いましょうか。
2.その人に合ったMICをセレクトする。
練習スタジオなので数は少ないと思いますが、その中でも試せるものは全て試す。
3.歌う場所の響きを考える。大きなスタジオの真ん中で歌を録るよりも
以外と狭い所(自宅の押し入れでもいいと思うけど)で録ってみる。
4.難しいけどコンプレッサーの使い方を研究してみる。
それから、自作の場合「音」も審査の対象になるんでしょうか。
そんなに重要ではないと思いますよ。その雰囲気が大事なのでは?
自分の中にある音を表現する技術がないので、理想の音ではない曲になってしまっています。
デモテープは、PCで作った曲をテープに録音して、4trのMTRで、歌とアコギを録っています。
そうでないと僕等の仕事が無くなってしまいますよ(笑)
まだあるんですけどいいですか?
はいはい、どうぞ!
僕は「聞いててきもちいい曲」より「詞が伝わる曲」を作りたいのですが、どうすればいいのですか。
それは、良い歌を歌ってそれを録音する。これに尽きると思いますよ。
たとえば僕がセッティングを間違って歪んだ声を録音したとします。
だけどそのテイクがとても素晴らしい物であったなら迷うことなく、それが良いと判断します。
スタジオで「はい、今から歌を録りま~す」という状態になったとたんに、
いつもとは違う気持ちになり力を発揮出来ていないとは考えられないでしょうか?
逆にリラックスしてアカペラで友達に「ちょっとオレの声聞いてよ~」と歌った時は良いって事はないでしょうか?
「本当」にいい曲だったら、弾き語りをラジカセで録音したの物で十分なんでしょか。
やっぱり最後は「声」になってしまうんですけど、いい曲なら伝わるんでしょうか。
いい歌が伝わるのでは? その後に「曲」や「声」が付いてくるのだと思うのですが。
長くなってすいません。どうしてもプロになりたくて、
出来るだけいいデモテープを作りたいんです。
よろしくお願いします。
たいへん感心しました。これからも試行錯誤して頑張ってくださいね。
また何かあったらメールを送ってください。力になりますよ。
HIROさん
こんばんは。
MD、カセットテープ、DATのそれぞれの特徴を教えて下さい。
それぞれの良い面、悪い面。こうゆうことに優れてるとか。
最近、ライブビデオの音を、MDに録音してるんですけど、
DATのほうがいい音で録れるんのでしょうか?
近いうちDATを購入しようと思っているので、DATについては、詳しく知りたいです。
DATはいくらぐらいしますか?
どこにいけばいいのが買えますか?教えて下さい。
よろしくお願いします。
MDの○
・最近はかなり普及している
・音飛びしにくい
・コンパクトである
・頭出しが簡単
・曲の並び替えもすぐに出来る
MDの×
・CDが16BITなのを4BITまで圧縮しているので原音には忠実でない
カセットテープの○
・世界中で同じ規格、どこにでもある
・テープ自体が安い
・しっかりした機械で録音、再生すれば素晴らしい音がする
カセットテープの×
・回転ムラがある
・アジマスやイコライザーも機種によってバラバラである
DATの○
・音は素晴らしく良い
・プロの現場でも使えるくらい良い
・CDと同じ16BITだし、サンプリング周波数も同じのを選べる
DATの×
・いかんせん誰も持っていない
・値段も高い
・TAPE代も高い
・操作性がMDよりもかなり落ちる(カセットよりは良いが)
DATは買い値で5~6万も出せば購入できると思います。
取り寄せになるかも知れませんがどこの電気店でも購入できるでしょう。
中古でもいいですし。(僕のは中古で\60,000でしたよ)
ただしクオリティーをそんなに追求しないのであればMDでも十分だと思われます。
VHSのビデオの音よりはるかに良いはずですから。